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家族にいびきを指摘された際、すぐに医師に相談するよりも、まずは自分でいびき対策を行いたいですよね。たとえば枕を変えるというのもいびき対策になりますが、いびき対策グッズを導入するという方法もあります。
いびき対策グッズはドラッグストアやオンラインショップで容易に入手可能で、気軽に試せるといったメリットがあります。しかし、その効果に疑問を持つ人も多いのではないでしょうか。そこでここではいびき対策グッズの効果について、わかりやすく解説していきます。
イビキ治療!コスパで選ぶ


西田玲子
・昭和59年徳島大学医学部卒業
・東京医科歯科大学産婦人科
・にしだファミリークリニック開業(平成30年3月閉院 )
・産婦人科医・専門:内分泌(思春期・成人の卵巣機能不全、不妊症、更年期)
いびき防止グッズの効果は個人差がある

まずは、いびき対策グッズに効果があるかどうかについての結論からお伝えします。結論としては「いびき対策グッズの効果は個人差がある」ということになります。そもそもいびきの原因が人それぞれ違いますので、いびきを抑える方法も異なります。
たとえば定番のいびき防止グッズである口閉じテープは、いびきの原因が口腔内にある場合には有効ですが、鼻に原因がある場合には効果がないどころか、逆効果になって余計に眠りが浅くなることもあります。
したがって、いびき防止グッズを選ぶ際には、必ずどのような理屈でいびきを防止するのかをしっかりと理解して、自分のケースに当てはまるかどうかを確認しなくてはいけません。ただし、ほとんどのグッズはリスクが低いため、まずは購入して試してみるという方法でも構いません。
また、効果に個人差がありますので、他人の口コミはほとんど参考になりません。自分でいくつかのいびき防止グッズを試して、効果があったものを利用してください。
口閉じテープ

口閉じテープは睡眠中に口が開かないようにするために使われるグッズで、このテープを使うことで、口腔内の乾燥を防ぎ、鼻呼吸を促すことができます。いびきの原因が口腔内や喉にある場合、口を閉じて強制的に鼻呼吸にすることで、いびきの発生を抑えられます。
1枚あたり20〜40円とリーズナブルですが、安価な口閉じテープは粘着力が弱かったり、肌に優しくなかったりします。いくつかの種類を試して、自分にあった口閉じテープを選びましょう。
効果を期待できるいびきの種類:喉いびき
鼻孔拡張テープ

鼻孔拡張テープは、テープを鼻に貼ることでいびきの発生を抑えてくれるアイテムです。着用することで鼻腔が広がるため空気の流れがスムーズになり、鼻呼吸がしやすくなります。鼻づまりを解消する効果があるため、いびきの原因が鼻づまりにある場合には高い効果を発揮します。
口閉じテープと組み合わせることでスムーズな鼻呼吸ができるようになるため、いびきの原因が口腔内や喉にある場合にも効果が期待できます。
効果を期待できるいびきの種類:鼻いびき・喉いびき
ノーズクリップ

ノーズクリップは鼻の内側に挿入して鼻腔を広げるいびき防止グッズです。いびきを防ぐために鼻腔を広げるという考え方は鼻孔拡張テープと同じですが、ノーズクリップは直接的に鼻腔を広げることができるため、より高い効果を期待できます。
洗うことができるため、何度も繰り返して利用可能で経済的といったメリットがありますが、鼻に挿入するため、ノーズクリップとの相性が悪い人はストレスに感じるといったデメリットもあります。
効果を期待できるいびきの種類:鼻いびき・喉いびき
いびき防止サポーター

いびき防止サポーターは顎を支えて、口が開かない状態でキープするグッズです。考え方は口閉じテープと同じですが、しっかりと顎で固定するため、口閉じテープのように剥がれて効果がなくなるということもなく、朝までずっと口いびきを防いでくれます。
また、いびき防止サポーターは繰り返し使用可能で、手洗いにも対応しているため、衛生面での心配もありません。ただし慣れるまでは顎が痛くなることもあるようで、購入するときにはサイズ調整できる商品がおすすめです。
効果を期待できるいびきの種類:喉いびき
舌用マウスピース

舌用マウスピースはいびきを防止するために開発されたグッズで、シリコン製のマウスピースを舌に装着することで、睡眠中に舌が喉の奥に落ちるのを防いでくれます。これによりしっかりと気道が確保されるため、いびきを抑制するだけでなく無呼吸の予防にもなります。
最初は装着が難しく、さらに痛みをともなうケースもあるため、好みがわかれるグッズでもあります。口コミは参考にならないとお伝えしましたが、舌用マウスピースを選ぶときだけは、しっかりと口コミをチェックして、評価が高いものを選びましょう。
効果を期待できるいびきの種類:喉いびき
いびき防止枕

気道をしっかりと確保するためには、低い枕がいいとされていますが、そこからさらに一歩進んで、ストレスなく気道を確保できるように開発されたのがいびき防止枕です。いびき防止枕には仰向けタイプと、横向きにタイプの2種類があり、自分の寝相に合わせて選べます。
ただし何度も寝返りを打つ人や、寝相が悪い人の場合には、狙い通りに頭を固定することが難しいため、あまり効果を得られないケースもあります。このためタオルなどで低い枕を作ってみて、効果があるか試してみてからの購入をおすすめします。
効果を期待できるいびきの種類:鼻いびき・喉いびき
いびき防止リング

いびき防止リングは小指の第2関節下にはめるだけでいびきが改善されるグッズになります。指には鼻腔を広げるツボがあり、リングでそのツボを刺激することで、いびきを軽減できるという仕組みになっています。
評価がわかれるグッズで、しっかり熟睡できるようになった人もいれば、まったく効果がない人もいて、使ってみないことにはいびきが止まるかどうかわかりません。ただし価格がそれほど高くないため、気になる人はお試しで購入してみましょう。
効果を期待できるいびきの種類:鼻いびき・喉いびき
いびきケアデバイス

いびきケアデバイスにはさまざまな種類がありますが、その多くがいびきを感知すると振動刺激などでいびきに介入し、気道を確保するといった仕組みを採用しています。いびきのログとして残すこともできるなど、最新のテクノロジーが詰まったいびき防止グッズになります。
実際に使ってみた結果、たしかにいびきが減ったという声が多いものの、まだ発展途上のグッズということもあり、使い勝手に不満を感じている人もいます。また高額なものが多く、手軽に試すことができないといったデメリットもあります。
効果を期待できるいびきの種類:喉いびき
いびき防止おすすめグッズ19選
楽天市場やAmazonで「いびき防止グッズ」を検索すると、たくさんのアイテムが検索結果に並びます。それは多くの人がいびきに悩んでいることを示していますが、これだけ多いとどれを選べばいいかわかりませんよね。
そこでここでは、効果が高いとされているおすすめのいびき防止グッズをご紹介していきます。
ロムリー(Roamly) ノーズクリップ
柔らかなシリコン製ノーズクリップ。鼻孔を自然に拡張し鼻呼吸を促進。繰り返し洗浄可能で長時間装着しても痛みが生じにくい設計でいびきを軽減。
Snore Circle Plus
耳に装着する骨伝導センサー搭載デバイス。AIがいびきを検知すると微振動で呼吸をサポートし、違和感なく快適に深い睡眠へ導く。
Nobetta
軽量シリコン製でフィット感抜群。鼻孔を効果的に拡げる設計により、鼻呼吸が楽になりいびき音を抑制。携帯に便利なコンパクトサイズ。
ナイトミン 鼻呼吸テープ
肌にやさしい不織布テープで口を軽く閉じ、口呼吸を防止。21枚入りでコスパ良好。喉の乾燥やいびき音の軽減に効果を発揮。
すやピタ 鼻呼吸テープ X型
睡眠専門家監修の口閉じテープ。X字型デザインで口元をしっかり固定し、強粘着ながら剥がしやすい素材を採用。長時間でも安心。
トプラン いびきマウスガード
歯ぎしり防止にも使えるナイトガードタイプ。顎の位置を安定させて気道を確保し、口呼吸やいびきを同時に防止。自分で調整可能。
トプラン 鼻スッキリO2アップ
痛みの少ない柔らかシリコン製テープ。鼻腔を開いてスムーズな鼻呼吸を促進し、花粉症や鼻づまり時にも快適。貼付後のズレも抑制。
GOKUMIN 枕 プレミアム
U字型の低反発素材で横向き寝を自然にサポート。首と肩の負担を軽減しながら気道を確保。高さ調整機能付きで好みのフィット感。
昭和西川 muatsu(ムアツ)まくら MP2100
凹凸構造のウレタンフォームが体圧を分散し、適度な高さをキープ。通気性に優れムレにくく、仰向けでも横向きでも呼吸がしやすい設計。
アメイズプラス スージー 横寝枕
横向き寝を自然に誘導するワイド形状。舌が喉に落ち込むのを防ぎ、気道を広げていびき軽減。部屋のインテリアにも馴染むシンプルデザイン。
COQ 磁石マグネットノーズバンド
軽量なマグネット式バンドで鼻筋をそっと引き上げ、鼻腔を広げて呼吸をスムーズに。目立ちにくく、旅行先でも手軽に使用可能。
いびきグッズ 電動ノーズクリップ
内蔵ファンが3段階風速で空気を循環。シリコン製プラグが鼻孔にフィットし、電動で鼻腔内の圧力を整えながらいびきを抑制。
BlessEase チンストラップ
調整可能なベルトで顎を支え、口を閉じた状態をキープ。通気孔付きで蒸れにくく、洗濯可能な素材を採用。即効性のいびき軽減。
Philips プレミアムチンストラップ
医療機器メーカー製で耐久性とフィット感が高い顎固定ベルト。CPAPマスクとの併用設計で空気漏れを最小限に抑え効果を最大化。
いびき対策グッズ メッシュ型イビキ防止ベルト
極薄のメッシュ素材で顔にぴったりフィット。通気性に優れ蒸れを防ぎつつ、顎をしっかり固定。就寝中のいびき軽減をサポート。
マスク すやすや保湿シルクマスク
内側にシルク層を配置し、喉まわりを保湿。口元を覆うことで口呼吸を防ぎ、乾燥やいびきを抑制。肌ざわりが柔らかく快適。
薄型ナイトサイレンサー
コンパクト設計で装着感が軽い顎ベルト。フェイスラインをすっきり保ちつつ顎を支え、無理なく口閉じ状態を維持しいびきを減少。
LUMILY ネックピロー プレミアムフィット
調節可能なバックル付き首枕が頭と首をしっかりホールド。寝返りしやすく気道を確保。携帯性に優れ、出張先でも活躍。
スノアゴーン いびきストッパー
フェイスバンドと連携する小型デバイス。寝返りや体動を検知し、いびき開始と同時に振動で軽く呼吸を促進。連続使用で効果アップ。
いびき防止グッズを利用するときの注意点

ドラッグストアやネットショップなどで、手軽に購入できるいびき防止グッズですが、利用時に気をつけなくてはいけないポイントがあります。それが下記の3点になります。
- 自分のいびきのタイプに合わせてグッズを選ぶ
- 自分に合わないグッズを使い続けない
- いびきの原因が取り除かれるわけではないことを理解する
それぞれの注意点について、内容を詳しく見ていきましょう。
自分のいびきのタイプに合わせてグッズを選ぶ
すでにお伝えしましたように、いびきの種類は鼻いびきと喉いびきの2種類があり、有効な対策がそれぞれ異なります。鼻いびきで悩まされているのであれば、鼻孔拡張テープなど鼻づまりが解消しやすいものを選び、喉いびきなら口閉じテープのように鼻呼吸を促すグッズを選んでください。
また、1つのグッズだけでなく、他のグッズと組み合わせることも有効です。たとえば喉いびきに悩まされているなら、口閉じテープと鼻孔拡張テープの2つを使うことで、鼻呼吸がしやすくなり、いびきの発生を抑えやすくなります。
自分に合わないグッズを使い続けない
効果を感じないいびき防止グッズは使用中止が容易ですが、効果があるけど痛みや違和感などがあり、ストレスを感じてしまういびき防止グッズですと、使い続けるか迷いますよね。そういう場合は、1週間程度使ってみて慣れないようなら使用を中止しましょう。
いびきが止まったとしても、ストレスにより眠りの質が落ちてしまったのでは、いびき防止グッズを使用する本来の目的が達成できません。大事なのは快適な睡眠、健康的な生活を取り戻すことですので、自分に合ったグッズを使うようにしましょう。
いびきの原因が取り除かれるわけではないことを理解する
いびき防止グッズの効果があったとしても、それはいびきの原因が取り除かれたわけではありません。いびき防止グッズは対症療法であって、そのグッズを使わなくなったら、またいびきに悩まされることになります。
自分に合ったいびき防止グッズを使って、快適な睡眠を取り戻すことが悪いことではありませんが、同時に根本的な原因を取り除く必要があります。肥満体型の人であればダイエット、喫煙者は禁煙を心がけて、グッズを使わなくてもいびきをかかないカラダづくりを行いましょう。
いびき防止グッズで効果がないときは病院に行く

いびき防止グッズに効果があるかどうかは相性や個人差があるとお伝えしましたが、そもそも効果があるのは症状が軽いときに限られています。重度の睡眠時無呼吸症候群になっているようなケースでは、どのいびき防止グッズを使っても効果が期待できません。
さまざまないびき防止グッズを試してみたものの、まったく効果を感じられなかったり、むしろ悪化したりするようなら、すみやかに耳鼻咽喉科のお医者さんに相談してください。
最近はレーザーを使って治療するなど、入院することなく治療できる施設も増えています。効果があるかどうかわからないイビキ防止グッズを使い続けるよりも、短期間でいびきをかかない快適な睡眠を取り戻せます。
病院はあまり好きではないという人もいるかもしれませんが、いびきは放置すると命にかかわるトラブルを引き起こすこともありますので、いびき防止グッズで効果がなければ、できるだけ早く専門医にご相談ください。
まとめ:自分に適したイビキ防止グッズを選ぶ
いびき防止グッズは手軽に入手できるため、軽度のいびきを抑えるのにとても有効な手段のひとつですが、いびきの種類や利用する人との相性によって、同じいびき防止グッズでも効果の有無が人によって異なります。
大事なのは自分に適したいびき防止グッズを選ぶということで、いろいろ試してみて最適だと感じたグッズを使い続けましょう。ただし、いびき防止グッズは対症療法であり、根本的な治療ではありません。
グッズだけに頼るのではなく、ダイエットを行うなどして、いびきの原因を取り除きましょう。いびき防止グッズを使っても改善されず、睡眠の質も下がったままという場合には、できるだけ早く耳鼻咽喉科のお医者さんに相談してください。
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